|
中型の雑種犬の雄、キャスパーがやってきました
かわいい目をしています。目は薄茶色。後ろ足に親指(狼爪)があります さっそく、フレンチ・ブルドッグのローズとなかよしです 直径1.5cm/長さ2cm大の結晶を、膀胱頸部に持っていると診断されました 結晶を持っているなんて、なんだかおしゃれです。今時のアニメで言うと、実は聖闘士かもしれません いくら顔をのぞきこんでも小宇宙を感じたことなどなさそうなので、ブログ主の無手勝流のなんちゃって治療を始めます 心身ともに健康的な暮らしをして、膀胱内の結晶が消えるまでは、里親探しはおあずけです フィラリア駆虫薬とアモキシシリンを食べました  |
 |
|
保護された方が一昨日洗ってくださっていたのですが、汚ギャルを目指していない男の子なので、２度目のお風呂に入りました
シャンプーの淡い匂いがする子になり、毛も柔らかくなりました 耳に異常があるような気がするので、様子を見ています。勘違いであってほしいです 膀胱内に結晶があるうえに脱水気味なので、キャスパーには大量の水分を摂らせています。昨日はひんぱんにおしっこをしようとするばかりで、何も出なかったり、血ばかり飛ばしたりしていたキャスパーですが、今日は透明なおしっこがたくさん出ています 水分を摂っているキャスパー。いいい匂いの水なので、ローズも欲しがって飲みました。２匹とも、譲りあいながら食べたり飲んだりできる優しい子です 毛がぼそぼそしているのは、まだ乾ききっていないからです  |
|
|
|
むやみに吠える、屋内の壁にまでやみくもにおしっこをかける
保護されてから一昨日までは、そんな子でした でもどうでしょう 家族と離れて一人になり、食べ物も少なく痩せ細り、見知らぬ人に捕まって、殺処分が迫ってきたら ブログ主ならおかしくなります 問題行動には原因があり、たいていの問題は原因を取り除くことによって治せるものだと思います この子の場合、膀胱内の結晶と左耳の炎症が治れば、先の問題行動もほぼ解消するのではないか ブログ主はそう思っています むしろ目を向けるべきは、さんざんな目に遭ってきても揺るがなかった、この子の穏やかさや人間への信頼、服従心ではないでしょうか。この子の中には、何かの結晶以外に、そういうものが詰まっているのだと思います キャスパーの顔。無駄吠えは激減しましたが左手が家に入ってしまっています  |
|
|
|
４日前に検査してもらってきた際の資料では、尿のpHは8.0でした
リン酸アンモニウムマグネシウムも検出されました 今朝の朝一番の尿のpHは6.4です。もうすこし酸性に傾いてほしいところです しばらくの間、朝一番の尿のpH変化を見ていきます 何か貰えるわけでもないのに、写真を撮られるためだけに、「座れ」、「待て」をさせられているキャスパーの図  |
|
|
|
朝一番の尿のpHが６を割りました。このようなpHの時間帯が多くなってくれればと思います
膀胱内の結晶を減らすにはつよめの運動も役立ちそうなので、速めに散歩しています 筋肉が増えて、来た日よりもかなり速く走れるようになりました 来た日はやせていましたが、ちょうどいい体型になりつつあります 散歩の直後、たくさん血尿が出ました。結晶の一部が出たからだと、ブログ主は前向きに思うことにしています 疲れ果て、エア散歩で許してほしがるキャスパー  |
|
|
|
キャスパーは昨日の散歩で筋肉痛になってしまったようです
足を痛がり、ほとんど動きませんでした 食欲だけは旺盛で、かなり食べました。超回復後は、前よりも速く走れると思います 今日の朝一番の尿もpHが６以下でした  |
|
|
|
今日で抗生物質の投与はいったん終わりました。しばらくは食事と運動のみで結晶と戦います
この子は食いっぷりがいいので、ドッグフードなどの上に薬を置くだけで投薬できます 眠いところを起こされてぼんやりしているキャスパー。土の中で寝るから鼻が汚れています  |
|
|
|
こちらに来たときは10kg前後でがりがりでしたが、12kgになり、ちょっとぷっくりしました
もうこれで、結晶と戦う位の体力はついたでしょう そんなわけで、朝夕の例の食事は１日１回になりますので、ご了承くださいませ 自宅にて。玄関の横に穴を掘って自宅を設けています。いたずらや穴掘りをしない子なのですが、自宅だけは掘りました。外での生活が長かったのでしょう。外のほうが落ち着くらしいです  |
|
|
|
膀胱頸部の結晶の影響で、尿量が少ないことがあります
それすなわちちょろちょろなわけで、お世辞にも清潔とはいえないことが起こるので、膀胱炎などまで併発しないよう、写真には写らない部分を刈りました やってきた日より歯垢が減り、歯の白い部分が増えてきた気がします。これで歳より老けて見られることも減るかもしれません  |
|
|
|
キャスパーは日食よりも朝食に興味津津で、太陽を見ませんでした
こんな朔の日の夜、キャスパーが黒髪の人間になり、いつもよりさらに弱気になったとしたらもはや、ユニバーサルの世界なのか、るーみっくわーるどなのかわからなくなってしまいます きっとそんなことにはならないでしょう 写真には写らない部分をどうどうと公開するキャスパー  |
|
|
|
現在４頭で構成されている犬の群れですが、キャスパーは一番下あたりに位置します
中型雌 > 小型雌 > キャスパー ≒ 小型雌 唯一の雄で、体重、体長、体高ともに一番上なのに、こんな立ち位置です。キャスパー自身、群れで一番下が好きそうです 社交的ですが、気弱で痛がり、怖がりな子です。弱い小型犬ともなかよく暮らせると思います (写真)どうせ寿命が近づいても年金も貰えないし、管理職になって精神を換金するより、人生の元気な時期だけでもアルバイト感覚で楽しんだほうがいいっすよ と語るキャスパーさん …こんな思ってもいないことを勝手に書いてごめん、キャスパー  |
|
|
|
左耳を握っても痛がらなくなりました。原因はわからずじまいですが、左耳は治ったようです
散歩慣れしていなかったのですが、すこしずつ、人との散歩もいいな、と思ってきたようです キャスパーの自宅にて。すこしずつ深くなっていっているようなのですが、小判でも出てくるのですか  |
|
|
|
会いに行くと座ってこちらを見つめます
なんでもよく食べますが、アルカリ性の尿を出しやすい子なので、簡単な対策としては、野菜を避け、加熱した卵や鶏肉、米やパンを中心に与えればいいと思います いや、それって犬種差別ってやつじゃないっすか、松阪牛もらってるって、どこかの純血犬がツイートしてたっすよ そんなことなどまったく思っていない、好き嫌いのないキャスパー  |
|
|
|
今日は病院に行きました。レントゲンで結晶を見つけてもらってから、２週間ぶりです
経過は良好で、問題は見当たらないとのことでした このまま普通の暮らしを続ければ、元気に暮らしていけるとの話ですので、里親探しを始めます  |
|
|
|
体がしっかり、いやむしろ、でっぷりさえしてきました
この子の膀胱結石が、体力の低下によってできたものか、体質によってできたものかを切り分けるのにいい時機と考え、ドッグフードを与えてみました ドッグフードを食べて数時間で、ずっと酸性を維持していた尿が、pH８以上になってしまいました 残念ながら、ドッグフードばかりを与えると結石ができる体質のようです この子の体にあったドッグフードも、探せば見つかるかも知れませんが、見つけるのも、品質を確認しつづけるのも大変です この子には、ドッグフードをあまり与えないほうがいいと思います  |
|
|
|
玄関を守ってくれるかのような素振りさえ見せるようになりました。何かが来てキャスパーに触れたら、「キャヒーン」と鳴いて知らせてくれることでしょう。見た目は番犬でも、実際はイオンのWAON決済みたいなもののはずです
 |
|
|
|
外飼いできて、人が近づいたときだけ甘えてきて、あとは寝ている、他の犬とも仲良くする
と、なかなか手間のかからない子ですが、おしっこにだけは気をつけています 別に、ダブルと虎咬拳を使う念能力者ではありません どの子でもそうですが、尿を出さなくなって元気がなくなったら、結石が詰まった可能性があるので、動物病院で結石をぴゅっと動かしてもらう必要があります  |
|
|
|
今日は、家に近づいてきた人にすこし吠えました
この子の心の傷が癒えてきたのでしょう。何に対しても怯えがちだった心の状態が治り、この子の本質が出てきたようです 穏やかで、飼主に忠実で、弱いながらも家や仲間を守りたい子のように思えます 卵スープを飲むキャスパー 卵スープって横文字使うと聞こえがいいっすけど、これは卵湯っすよ。横文字使って実体表すなら、卵ウォーターっす 日本って、バブルの時代を経験してもまだまだ、カタカナ崇拝残ってるっすよね 雑種よりミックス、混血よりハーフのほうが格好よく思われるんすよね 僕もブログでは、ハイブリッド・ドッグって書かれたいっす と、今日も思ってもいないことを雑に書かれるキャスパーでした  |
|
|
|
さて、それではハイブリッド・ドッグのキャスパーです。ウォーターをドリンクしています
ここまで横文字を使うと、格好いいを通り越してルー大柴さんのようです  |
|
|
|
別に誰かを疑っているわけではありませんが、大葉とササが生えている辺りに小さい穴が開いていました
ユリやランが咲いている辺りでなくてよかったと思っています 「悪いいたずらはしません」と書いて里親募集している手前、この子がそんなことをするわけがありません 今日はキャスパーと関係のないことを書いてしまいました 記憶にございません  |
|
|
|
人への恐怖がかなり薄れたので、「伏せ」を教えてみました
血尿も、もう10日間は見ていません そろそろ狂犬病予防接種に行きますか  |
|
|
|
今日は、ブログ主宅でかつて一時預りしていた、オレオが遊びに来ました
楽しく幸せに暮らしている雰囲気が、ブログ主を喜ばせてくれました キャスパーは、オレオの幸せにあやかろうとオレオの体をしつこく撫ぜまわします この動きはそうとう年季が入っています 野良時代は寺社仏閣巡りをしていたのかもしれません ありがたやありがたや  |
|
|
|
体だけでなく、心の傷もかなり癒えたようなので、その確認も兼ねて、明日からしばらくの間、保護してくださった方の家で暮らすことになりました
住宅街、係留飼い、留守番… 遺棄される前に飼育されていた条件に近いと思われますので、今のキャスパーならなじめると思っています 我が子に試練を与えるのは嫌なものですが、これもこの子に合った里親さんを見つけるためです ブログ主宅への出戻りは、里親さんにとっても、この子にとっても嫌な経験になるはずですので、できれば事前に住宅街での外飼い適性を確認しておきたいです …辛くなったらいつでも帰ってくるんですよ 来た日よりいっそう優しい顔になったキャスパー。この後、風呂に入れられ、さんざん毛をすかれ、きれいになりました。外泊の準備は万端です  |
|
|
|
キャスパーもおおはばに回復していました
保護された方が病院に連れて行ってくださり、レントゲンを撮ってもらったところ、結石がなくなっていたとのことです こんな短期間で、直径1.5cm/長さ2cm大の結石を流しだしてしまうとは、すごい回復力です ブログ主の愛情が効いたかな … … 四十路男性が二十代前半女子でギリみたいなこと思ってんじゃねーよ と、今度こそキャスパーに思われるかもしれません 「伏せ」て「待て」がまだきちんとできないので、カメラを構えるとこうなってしまいます  |
|
|
|
保護された方の家に外泊修行に出ていたキャスパーですが、外泊先のご家族とも犬とも仲良くなり、急遽、来客から居候になりました
これからは、志摩市より人口密集地に近く、里親が見つかりやすい名張市にて、里親を探していきます ブログ主宅には、ぽっかりと、キャスパーの元自宅が口を開けて残っています 里親が見つかるまで、埋めずにおいておきますね キャスパーの里親になりたい方は「名張セカンドチャンス」までお問い合わせください 名張セカンドチャンス http://ameblo.jp/nabari-2nd-chance/  |
|
|
|
| ホーム |
|